保冷パック式枕の誤飲リスクと犬猫の安全対策
2024/08/14
11月に入り、気温もぐっと下がってきました。
日中も寒くなってくると心配なのが風邪。風邪予防にマスクをしたり、暖かくしたりとされていると思いますが、それでも風邪を引くときは引いてしまいますよね・・・今日は風邪にまつわる話で、皆さんにペットのために、気を付けて頂きたいことをお話ししたいと思います。僕自身 あまり風邪を引いて熱を出すことがないので、使ったことがないですが。熱が出た時に利用する硬くならない「保冷パック式の枕」。使われる方もいらっしゃると思います。
「保冷パック式の枕」に含まれる成分にエチレングリコールが含まれるものがあります。製品によっては不凍液と表記されているものもあるかもしれません。エチレングリコールは甘くとろみがあるもので、おいしいものと勘違いし舐めてしまうことも。舐めてしまうと大変危険で急性腎不全になり死亡することも。もし誤って舐めてしまった場合はすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行ってください。枕として使うものですから強度のある袋に入っているので、普通に使用していれば漏れ出ることはないでしょうが。ペットがじゃれたときに爪をたてたり、咬だときに滲み出てくることもあります。また車整備の際に不凍液を使うときも同じように舐めないように気を付けてあげてください。
誤飲を防ぐための対策
- 定期的なチェック:使用前や使用中に、保冷パックや枕に破損や劣化がないかを確認しましょう。異常が見つかった場合は、すぐに使用を中止してください。
- カバーを利用する:保冷パックを専用のカバーやタオルで包むことで、直接の接触を防ぎ、誤飲のリスクを減らすことができます。
- 安全な場所での使用:ペットが保冷パックに過剰に興味を示す場合や、噛む習性がある場合は、目の届く範囲でのみ使用するようにしましょう。
- 二重構造のものを:二重構造の商品は中袋と外袋で覆われているため、破損しても中身が出にくいことが利点です。
誤飲してしまった場合の対応
- 早急に獣医師に連絡:もしペットが保冷パックの中身を誤飲した疑いがある場合、すぐに獣医師に連絡し、指示を仰ぎましょう。中身の成分がわかる場合は、その情報を獣医師に提供することで、適切な対処が可能になります。
- サインに注目:誤飲後に嘔吐、下痢、元気がなくなる、よだれを垂らすなどの症状が見られる場合は、緊急の対応が必要です。