ノミ(蚤)とダニの定期チェック
2023/10/26
ノミ(蚤)とダニの定期チェック
ノミやダニがついていないかチェックする方法をいくつかご紹介します。
ノミの見つけ方
1.仕草編
体をしきりに掻いていませんか?咬んでいませんか?
2.便 編
便をよく観察してみてください
白い米粒状のものが混ざっていたら、条虫(サナダムシ)かもしれません
3.作業編
(用意していただくもの)
用意していただきたいものは2つ。
まず目の細かい櫛、もうひとつは塗らしたティシュ数枚です。櫛については参考用に写真を載せておきます。
では作業にかかりたいと思います。
step1.目の細かい櫛で、頭から順番にしっぽまでブラッシング
↓
step2.塗らしたティシュの上にブラッシングした毛をのせてみる
↓
step3.ティシュの色の変化を待つ
ティシュが赤くなったら、それはノミがいるということです。
赤いのは動物の血を吸ったノミの糞です
余談ですが、白いシーツを広げてじっと見ているとノミが跳ぶ姿を見ることが出来ます。
家にノミがいる前提ですが・・・
これだけはやってはダメ
ノミを指で潰す飼い主さんもいらっしゃいますが、やめてください。
条虫の卵をもっている可能性もあるので、指でつぶすことで、周りにまき散らす可能性があります。
ダニの見つけ方
ダニは肉球(足裏)、目の周り、耳、口の周り、首輪の裏、脇など、毛が少なく湿度の高いところを好みます。
体をそっと触って指に触れるものがないか、先ほどあげた個所を重点的にみてみてください。
血を吸う前は小さくて気が付きにくいものですが、血を吸ったダニは小豆くらいの大きさに
なり、イボと勘違いして来院される飼い主さんもいらっしゃいます。
見つけても決して無理に取ろうとせず、来院してください。
ダニ(血を吸った状態のものです)
予防方法
ノミダニの駆虫薬を毎月つけてもらうことを推奨しています。