ペットの熱中症に注意
2024/08/14
本格的な暑さを前に、熱中症の基本知識を確認「熱中症ゼロへ」みんなで予防!熱中症対策!!熱中症は7月下旬から8月にかけて最も多いといわれています。
□ 症 状
参照:日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト
□ 熱中症を引き起こす3つの要因
- 環境:気温の高さ、湿度の高さ、直射日光
- 体:高齢の犬猫、子犬や子猫、体調不良、暑さに慣れていない体
- 行動:激しい運動、長時間の散歩、水分補給が十分でない
□ 犬猫の熱中症予防 〜普段から気をつけておきたいこと〜
1. 十分な水分補給を確保する
犬猫がいつでも新鮮な水を飲めるようにしておきましょう。特に暑い時期には、複数の場所に水を置き、こまめに水の補充を行うことが大切です。「なかなか水入れに水をいれていても飲んでくれない・・・」「飲んでると思う・・・」と言われる飼い主さんもおられます。そこで水分を摂るために!!
2. 涼しい環境を提供する
夏場や室内が高温になる時期には、エアコンや扇風機を使用して、涼しい環境を作りましょう。ペットが休む場所には、直射日光が当たらないようにし、風通しを良くする工夫も必要です。
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3. 散歩や運動の時間帯を工夫する
日中の気温が高い時間帯(特に午前10時から午後4時)は避け、早朝や夕方の涼しい時間に散歩を行いましょう。この時期は地面から10cmくらいの高さのところでは50度になることも。飼い主さんが手でアスファルトや砂利道の温度が高くなっていないか確認し、肉球を火傷しないよう注意してあげてください。
4. 車内に放置しない
短時間であっても、車内に犬猫を放置することは非常に危険です。車内温度は急激に上昇し、数分で命に関わる状況になることがあります。移動の際は、ペットが暑さを感じないように冷房を使用しましょう。また短い時間だからと思っても車内には置いていかないで。
5. こまめに体調チェックを行う
普段から犬猫の行動や様子に気を配り、異常がないか確認しましょう。特に、息が荒い、よだれを垂らす、ぐったりしているといった症状が見られる場合は、すぐに涼しい場所へ移動させ、体を冷やしてあげてください。その後、必要に応じて動物病院へ連絡しましょう。
6. 被毛の手入れを忘れずに
冬毛が残っていると通気性が悪く、また水に塗れたりして毛が絡み合ったりすることも。そのままにしておくと蒸れて皮膚に負担がかかるだけでなく、熱がこもってしまい熱中症になることも。定期的にブラッシングを行い、通気性を良くすることで、熱がこもるのを防ぎましょう。特に長毛種のペットには注意が必要です。
7. 熱中症予防グッズの活用
ペット用の冷却マットやクールバンダナなどのグッズを活用することで、犬猫の体を効果的に冷やすことができます。特に暑い日には、これらのアイテムを上手に使って熱中症を予防しましょう。
□ 熱中症になりやすい子
ー短頭種
バグやシーズ、フレンチブルドック、ボストンテリアなど
ペルシャやエキゾチックショートヘア、ブリテッシュショートヘア、ヒマラヤンなど
ー肥満気味の子
皮下脂肪が多いほど、体内に熱がこもりやすため
ー高齢の犬や猫
筋肉が弱り自由に移動することが困難になるため
ー子犬や子猫
体温調節があまりうまくできないため