動物の病院 くすめ

診療対象動物:いぬ・ねこ・うさぎ・ハムスター・フェレット・鳥

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床ずれ(ジョク創)

寝たっきりになってしまうと

どうしても床ずれが起きてしまいます。

部位はがおもです。

腰や肩の骨ばった場所は床への接地箇所であり

思うように動けない不満から手足を一生懸命動かすため、摩れてしまいます。

床ずれが起きないよう

4時間に1度、体の位置を変えてあげてください(寝返りをうたせる)。

大型犬の場合

四肢を上にあげ、背中を軸に回転させるように体勢を変えてください。

また、なるべく柔らかいマットの上で寝かせるように心かけてください。

寝床は清潔に保ってもらいたいので、洗えるものを選んでください。

最後になりますが

なるべく前足・後足を飼い主さんが動かしてあげてください。

手足が突っ張った状態のままでは関節が硬くなってしまいます。

ゆっくり縮めたり、伸ばしたりしてあげてください。

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高齢のペットの食事

年を重ねていくと、今までは出来たのに、気をつけなくても良かったのにと

思われることが出てくると思います。 

今回はご飯について書きたいと思います。

シニア向けフード

高齢になったら、シニア向けフードをあげられていると思います。

シニア向けフードはカロリーが低いので、

少量パピー向けフードを混ぜてあげてください。

ドライフードのあげ方について

ドライフードはそのままでは硬いので、さ湯でふやかしてください。

さ湯でふやかすことで、フードの匂いがたち食欲がまします。

立って食事が出来る子

食器の高さについて

食道の負担を軽くする為にも

食器の位置を顔の下くらいの高さに置くようにしてあげてください。

                 

視力が落ちご飯がどこにあるか分からない場合は

飼い主さんが、食器をその子の鼻の近くへ持っていってあげてください。

そうすればご飯に気がつきます。

もちろん、もちろんご飯を持っていく位置は顔の下くらいにしてあげてください。


寝たきりの子の場合

頭を膝に乗せ上体を起こす感じで胃より少し高くする意識でお願いします。

ペースト状の缶詰や流動食をシリンジを使い

口の横から少しずつ流してあげてください。水をあげる時も同様に。

ただし気管に入らないよう注意が必要です。

シリンジはホームセンターやダイソーなどで売られています。
※1

※1

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ペットが高齢になった時きをつけること

動物も人と同じです。

年をとると耳が聞こえにくくなったり,

目が見えにくくなったりすることがあります。

飼い主さんへ

いつもは名前を呼んだら来ていたのに、最近では呼んでも反応しないことがある

耳が聞こえにくくなっているのかもしれません。

後ろから触れたりするとビックリするかもしれません。

こんなときは前から目を見て触れるようにしてあげてください。

近頃、歩いているとよくモノにぶつかることがある

視力が低下し、モノが見えのくくなっているのかもしれません。

触れるときは声を掛け触れるようにしてあげてください。

ペットは家具の配置を覚えているものです。

モノにぶつからないように、部屋の家具の配置換えは出来るだけ避け、

慣れ親しんだ部屋の配置のままにしてあげてください。

またモノにぶつかっても目などを怪我をしないよう、

スポンジやタオルで家具等のカドを巻いてあげてください。

散歩は飼い主さんが横に付き、その子のペースに合わせながら歩いてください。

日々の散歩しているルートは慣れていた道なので、ストレスなく散歩ができます。目が見えない状態で

たくさん歩いたり、知らない場所に行ったりすると、神経を遣って疲れてしまいます。しかし、まったく

外に出ないことはストレスがたまったり、運動不足になってしまうので、散歩はその子の状態に合わせて

適度にすることをお勧めします。

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動物病院へ来院シリーズ 2

       病院からみた、来院のしかた

 動物は我々にわかる言葉で話してはくれません。

でも体の調子が悪いとき、その症状が何時からどの様なのか

飼い主の皆様が一番わかっているので、お聞きしたいのです。

いつも食事の世話・散歩をしている方がお話していただくとよいのですが、

異なる方が来院の場合には紙に、

短くていいのですが書いてもらえると助かります。

尿の色・回数、便の様子(色・形・回数など)、

食事の量、嘔吐した回数・色・いつ吐いたのか、食事の時間は?

水を飲む量は今までと、多い?少ない?

皮膚の状態では、いつから痛がる、腫れに気がついたなど。

診察する際に参考にさせてもらっています。


一度に色々な病気を治療することが出来ませんので、

一番悪い症状からの治療となります。

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うさぎさんの病気 その1

おしっこをつまらせ、病院にこられることが多くみられます。

原因のひとつとして、餌として与えている干草が挙げられます。

干草はカルシウムが多く含まれ結石を誘発するようです。

予防としてイネ科の植物の乾草(チモシー)ラビットフードを与えることが

いいようです。

イネ科の干草は他のものに比べ、カルシウムが少ないのです。

ラビットフードはあくまでも栄養バランスをとる為の補助食品として食べさせるようにしてあげてください 。

        
                      チモシー

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愛犬・愛猫の健康を守る!DOGドック・CATドックで安心の定期診断を

ペットは大切な家族の一員であり、彼らの健康を守るためには、日々のケアと定期的な健康診断が欠かせません。特にペットは自分で不調を訴えることができないため、定期的に検診を受けることで、飼い主が気づかないうちに進行する病気を早期に発見できます。この記事では、定期健康診断の重要性とそのメリットについてご紹介します。


1. 健康診断の重要性

ペットの健康状態を把握し、病気の早期発見や予防を行うため、定期健康診断は非常に重要です。特に犬や猫は年齢を重ねると、内臓疾患や慢性的な病気が進行しやすくなります。特にシニア期には定期的な検査が不可欠です。

健康診断の主な確認項目:

  • 問診
  • 視診:目、耳、歯などの確認。
  • 触診:関節や骨、体表腫瘤、腹部臓器の異常などの確認。
  • 聴診:心臓や肺の音、気管の異常を確認。
  • 体重・体温測定:変化から潜在的な問題を把握。
  • 血液検査:肝臓、腎臓など内臓機能を調べます。
  • 尿・糞便検査:感染症や腎臓、膀胱の異常を確認。
  • レントゲン・超音波検査:目に見えない内臓の状態や腫瘍を確認。

2. 定期健康診断のメリット

  1. 早期発見・早期治療
    症状が現れない病気も、診断により早期発見が可能です。腫瘍や内臓疾患、糖尿病などの重大な病気も早期発見ならば治療の選択肢が増え、ペットへの負担を軽減します。

  2. 健康状態を把握し、最適な生活管理が可能
    診断結果を元に、食事や運動の見直しを行えます。特に肥満や栄養不足の問題にも適切に対応できます。

  3. 予防医療の徹底
    健康診断では、予防接種や寄生虫の駆除も一緒に行えるため、感染症のリスクを減らすことができます。定期検査により病気の発症リスクを抑え、ペットの健康を長期間サポートします。

  4. 飼い主の安心感
    ペットが健康であることが確認できることで、飼い主の不安が軽減されます。また、異常がない場合でもケアが正しいことを確認し、より安心してペットとの生活を楽しむことができます。


3. 健康診断の頻度

ペットの年齢や健康状態によって異なりますが、若いペットでは年に1回、7歳以上のシニア期のペットは半年に1回の検査が理想です。10歳以上では、項目を絞った検査と広い検査を交互に行う方法もあります。


4. DOGドック・CATドックの流れ

  1. 検査前
    DOGドック・CATドックは事前予約が必要です。診察時やお電話で予約をお願いします。                                  ※Aコースの場合                                                                 午前10時30分にご来院ください。                                                       ※Bコース・Cコースの場合                                                               午前9時~11時の間にご来院ください。ペットをお預かりして検査を行います。
  1. 検査当日
  • 朝食を抜いてください。ただし、お水は与えても大丈夫です。
  • 尿検査が必要な場合は、尿を持参してください。                                       ※できるだけ院内での採取が望ましいですが、生理現象なので必ず尿が溜まっているとは限らないため                ※採尿後3時間以内の検査が理想です。保存する場合は冷暗所(4℃)で6時間以内にご持参ください。
  1. 検査後
    検査結果は後日、書面にて郵送いたします。ただし、異常が見つかった場合は、当日に電話にて連絡します。

5. 健康診断の内容と費用

Aコース(基本コース):7,350円(税抜)
一般身体検査、血液検査(貧血の有無・赤血球数・白血球数など)、血液生化学検査(蛋白量・腎臓・肝臓・膵臓の数値など)、尿・糞便検査、爪切り、肛門腺しぼり

Bコース(高齢ドック):19,650円(税抜)
Aコースに加え、甲状腺ホルモン検査、レントゲン検査

Cコース(心疾患ドック):22,650円(税抜)
Bコースに加え、心臓超音波検査


 

【注意事項】

  • 健康診断は平日のみ予約制。
  • 当日朝は絶食でご来院ください。
  • 尿は持参ください。                                                    →検査精度を考えると院内で採取し、すぐに検査するのが望ましいですが、生理現象なので必ず尿が溜まっているとは限りません。尿は採尿後時間が経過すると性状が変化して検査結果に影響を与えます。原則的に採尿後3時間以内の検査が望ましいです。すぐに検査できない場合は冷暗所(4℃)で保存し、6時間以内であれば実施可能です。
  • 大型犬の場合、追加料金がかかることがあります。
  • 検査結果は後日書面にて郵送いたします。
  • 気になる症状がある場合は動画におさめておいてください。
  • 耳ダニほかの治療を行った場合、別途費用がかかります。
  • 大型犬(15Kg以上)では、レントゲンサイズの都合上、追加料金が2,000円(税抜き)かかります。
  • 麻酔が必要な場合は別途費用がかかります。
  • その他、追加検査も可能です。                                                →猫エイズ/猫白血病検査                                                 →フィラリア検査                                                      →アレルギー検査                                                         →ワクチン抗体検査など

公開日:

パルボウイルス

感染経路

感染した犬の糞や嘔吐物をなめることによる場合や母子感染

 パルボウイルスに感染した犬に接触する、またはその犬の便や嘔吐物を口や鼻から

摂取することで感染します。

不特定多数の犬が集まる公園やペットショップ、動物病院などに感染力を持ったままの

ウイルスが存在した場合、靴や服、犬の毛に付着し、人間や他の動物によって運ばれる

こともあります。そのため、屋内飼育で他の犬との接触がないからといって感染する

可能性を否定することは出来ません。

 妊娠中の母犬が感染した場合、胎盤を通して胎児も感染し、死・流産を

引き起こします。このとき、母犬の症状が軽いため、イヌパルボウイルス感染に

よるものと気づかれないことがあります。

イヌパルボウイルスは猫やヒトには感染しません。

症状

下痢や脱水の症状がさらに悪化すると・・・

 通常4~7日間の潜伏期間の後、激しい下痢や嘔吐、食欲不振や元気の消失、発熱、

そして重い脱水といった症状が現れます。下痢は水様性で悪臭をともない、

ときに血がまじることもあります。下痢や脱水の症状がさらに悪化すると、

ショック状態を起こし、急死してしまうこともあります。

イヌパルボ感染症による急死は、消火器症状によるものの他に、心筋炎や敗血症が

引き起こされるものもあります。

対策をせず、発症した場合 非常に死亡率の高い病気です。

予防

ワクチン接種

イヌパルボウイルスに対する十分な免疫を持った母犬から生まれた子犬であれば、

おおよそ生後6週齢までは、母犬から得た移行抗体によって感染防御能を

保持していますが、適切な移行抗体の獲得が出来なかった子犬の場合や、

移行抗体の消失後は継続的なワクチンの接種をしなければ免疫が出来ません。

対策

まずは犬を健康を保つことと、ワクチン接種することが重要です。

また下痢や嘔吐のある場合、10分くらいで簡単にパルボウイルスの

抗体検査をすることも出来ます。



公開日:

迷子の動物を保護したあなたへ

迷子の動物を保護したら、

まず保険所警察署動物管理センター

に捜索のお願いが出ていないかの確認の電話を。

次に保護した場所から半径1メートルに顔写真入ポスターを

他には人が集まるスーパーや近所の動物病院などに張ってもらいましょう。

最後に動物病院に連れて行き、

マイクロチップ
がはいっていないかみてもらって下さい。

  保険所
   522-8726

  動物愛護センター
   581-1800

  小倉南警察署
    923-0100

公開日:

猫白血病ウイルス(FeLV)猫免疫不全ウイルス(FIV)にいて

      猫白血病 猫エイズはめずらしい病気ではありません。

もらわない

 あきらめない  

  ひろめないで

    あなたの大切な愛ネコを守りましょう。


猫白血球ウイルスと猫免疫不全ウイルスは、猫から猫へと感染し、完治する方法がない病気です。猫の約5~10%以上が猫白血球ウイルスに、約10~30%が猫免疫不全ウイルスに感染していると報告されています。

感染経路について

1. 猫白血病ウイルス(FeLV)とは?

FeLVは、猫の免疫系に深刻な影響を及ぼすウイルスです。感染すると、白血病やリンパ腫などの癌や、免疫力の低下によるさまざまな感染症にかかりやすくなります。

主な感染経路は

  • 唾液や涙、鼻水: 感染猫と健康な猫が互いにグルーミングを行ったり、食器や水皿を共有することで感染することが多いです。
  • 咬傷: ケンカなどでの咬傷によって感染が広がることもあります。
  • 母子感染: 感染した母猫が子猫を妊娠・出産する際や授乳を通じて、子猫に感染が広がることがあります。
  • 尿や糞: 感染猫の尿や糞に接触することで感染する可能性もあります。

2.猫免疫不全ウイルス(FIV)とは?

FIVは、人間のHIVに似たウイルスで、猫の免疫システムを徐々に弱めます。感染してもすぐに症状が出るわけではなく、数年かけて免疫不全が進行します。

主な感染経路は

  • 咬傷による感染: 主にケンカなどで咬まれた際に感染が広がります。特に、オス猫がテリトリー争いなどでケンカする際に感染するリスクが高いです。
  • 母子感染: 感染した母猫から子猫への感染も稀にありますが、FeLVほど一般的ではありません。
  • 性交渉: FIVは交尾によっても感染することがありますが、主な感染経路は咬傷です。

まとめ

  • **FeLV(猫白血病ウイルス)**は、主に唾液、涙、鼻水、咬傷、母子感染、尿や糞を通じて感染します。
  • **FIV(猫免疫不全ウイルス)**は、主に咬傷、母子感染、性交渉を通じて感染します。
  • 人や犬など他のペットには感染しません。

感染した猫の基本的なケア

感染してもあきらめないで!愛ネコを勇気づけるのは飼い主さんの愛情です。感染・発症しても、平均寿命より長生きする猫も少なくありません。

1. 定期的な健康チェック

  • 定期検診: 定期的に健康診断を行い、病院との連絡を密にする。

2.栄養管理

  • バランスの良い食事: 高品質で栄養バランスの取れた食事を与えることが、免疫力をサポートします。
  • 食欲不振への対処: 食欲が低下することがあるため、猫が好む食事や食欲を刺激するための工夫が必要です。

3. ストレスの軽減

  • 安定した環境の提供: 感染猫はストレスに弱いので、静かで落ち着いた環境を提供することが重要です。家庭内での大きな変化やストレス要因をできるだけ避けます。
  • 他の動物との接触を避ける: 感染猫が他の猫とケンカしたり、病気を伝染させるリスクを避けるため、他の猫との接触を控えてください。

4. 感染予防

  • 二次感染の予防: FeLVやFIVに感染した猫は、他の病気に対する抵抗力が低下します。定期的なワクチン接種や寄生虫予防が必要です。
  • 室内飼育: 感染猫を室内で飼うことで、他の猫との接触を避け、二次感染のリスクを減らすことができます。

5. 衛生管理

  • 清潔な環境: トイレや食器の衛生管理を徹底することで、感染症や寄生虫のリスクを低減します。
  • 定期的なグルーミング: 被毛や皮膚の状態を良好に保つために、定期的なブラッシングやシャンプーを行います。

6. 愛情とサポート

精神的なケア: 飼い主からの愛情やスキンシップは、猫の精神的な健康に大きな影響を与えます。感染している猫に対しては、特に注意深く見守り、安心感を与えることが重要です。

 

感染を予防するためのポイント

1.室内飼育

 - 猫を室内で飼うことで、他の猫との接触を避け、感染リスクを大幅に減らすことができます。

2.多頭飼いの管理

– 新たに猫を迎える場合は、FeLVとFIVの感染検査を行い、感染を防ぐための措置を講じましょう。

3.衛生管理

 - 食器やトイレ、寝床などの共用物を定期的に清潔に保つことで、感染リスクを低減します。

4.定期検査

 - 猫の健康状態を確認するために、少なくとも年に1回の検査を受けることをお勧めします。

5.ストレス管理

 - 猫の生活環境を整え、ストレスを軽減することで、免疫力を維持し感染予防につなげます。

6.ケンカの回避

 - 外出を制限し、特に咬傷によるFIV感染を防ぐために、猫同士のケンカを避けましょう。

検査のタイミングについて

FIVでは感染してから約2ヶ月後、FeLVでは感染してから約1ヶ月経たないと、検査結果として反映されてきません。検査の時期によっては、感染しているのに結果が陰性として出てきてしまうこともあります。

生後6ヶ月齢以下でFIV検査の結果が陽性と出た場合、4カ月ぐらいかかって陰転する場合もあるといわれていますので、最初の検査から4カ月たってもう一度検査を受けてください。理由は母猫から抗体を譲り受けただけの場合には、その抗体が消失していきますので再検査で陰性に、その猫自身がウイルスに感染していた場合には再検査でも陽性と結果が出ます。再検査で陽性と出た場合には、その猫がFIVに感染していると考えてよいでしょう。

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ウサギの食糞について

ウサギの食糞について

まず、食糞とは「自分自身の糞便を食べること」

です。

ウサギは硬便と盲腸便(軟便)の2種類の便をし、

盲腸便は食べます。

写真 エキゾチックアニマル ほ乳類編より

盲腸便とは、日頃よく目にする硬便とは違い

軟らかく粘液に包まれた黒色の便のことです。

この盲腸便にはウサギが生きるために必要な栄養素

が多く含まれており、ウサギは肛門に直接口を

つけてこれを食べます。その為、私達はほとんど

盲腸便を見ることはありません。

ですが、実は1日の排泄量の半分以上が盲腸便なのです。

※つまり、食糞しなければいけない盲腸便を

食べ残していたり、

カラーを付けるなどで食べることが出来なかったり

した場合は日頃の食事とは別に栄養を

補ってあげる必要があるのです。

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